オタワ在住美術オタクがオススメするNational Gallery of Canada の歩き方

博物館・美術館

明けましておめでとうございます! 美術オタクのMTです。

あっという間に一月中旬ですね。新年を迎え、今年も National Gallery of Canada (NGC) に行ってきました。

1年以上滞在するのなら、National Gallery年パス購入がオススメ!

オタワに1年程滞在予定であれば、是非とも年間パスの購入をお勧めします。博物館や美術館では「ビジターファティーグ(Visitor Fatigue)」が近年注目されています。 大量の情報に頭が疲れてしまうんですね。母国語でなければなおさらのことです。これを引き起こさず、尚且つ「せっかく来たから元をとらなくちゃ」と思わないでいいように、我が家は年間パスを購入しています。

National Gallery of Canadaの年間パスポート情報はコチラ↓

https://www.gallery.ca/membership-giving/membership-and-annual-giving/become-a-member

National Galleryには、小さい子供向けのクラフトなどはあるの?

ありますよ!

日曜日やマーチブレイクの際にはArtissimo と呼ばれる子供むけのクラフト、ワークショップがあり、親の付き添いの元、3歳以上のお子さんは月毎に入れ替わるクラフトに参加できます。このアクティビティーは入館料に含まれています。サインアップ等は必要なしで、1月は陶芸でした。(とは言え、ロクロのような本格的なものではありません)

子供向けの情報はコチラ↓

https://www.gallery.ca/whats-on/for-kids-and-families/artissimo

2019年3月17日まで! ポールクレイ展

出典:NGC公式ウェブサイト PAUL KLEE(2019年1月24日参照)より

さて、我が家のちびっ子アーティストはママと1時間程陶土遊びに没頭し、その間にパパはポールクレイの回顧展をゆっくりと堪能できたようです。

ポールクレイの作品がカナダでこれだけ一堂に会したのは40数年ぶりの事らしく、オタク友達がバンクーバーからこの回顧展を見に来たので、これは凄い展覧会なのであろう、と私も思うのです。

クレイ氏に詳しくない私が「わお」と思ったのは彼がバウハウスの先生をしていた事と、彼の有名な言葉、「線とは点がお散歩に行ったものなんだよ。」この言葉はポスターにも引用されており、 ミーハーの私はポスターを購入しました 。

ポールクレイの展示についての詳細はコチラ ↓

Paul Klee: The Berggruen Collection from The Metropolitan Museum of Art
Discover the magical world of Paul Klee, one of the greatest artists and visionaries of the 20th century.

2019年2月24日まで! アンソロポーシーン

出典:NGC公式ウェブサイト ANTHOROPOCENE (2019年1月24日参照より)

パパはポールクレイに惹かれての再来館でしたが(そしてちびっ子は陶土でのクラフト)、私は前回来館の際にアンソロポーシーンというカナダ人3名による展示に 興味を持ち、こちらを再度体感したくて来館しました。

私はオタクですが、全ての美術作品に興味を持てるわけでも理解できる訳でもありません。自分が面白いな、と思える作品に出会えたら、自分への「メッセージ」だと思い、 鑑賞し、体感するようにしています。

私は年間パスを購入しているので、 学芸員さんが一生懸命リサーチして 書いてくださった壁の説明は 読まないで、フラフラ〜と歩いて回ります。全作品の英語の説明書きを読んでいたら、私は作品を楽しめなくなってしまいます。これでは本末転倒です!(もちろん私的意見です)

この事についてはチラリとカナダ国立美術館の方とお話しした事があります。出来るだけ壁書に専門用語を使わないで解りやすい表現にするように、英語母語話者でない移民 にも解りやすい文になるようにと努力している、という事でした。それでも、私にはサクッとは読めません。

と、いう訳で、懐に余裕があれば、展示のカタログをギャラリーショップで購入。そうでなければ、 気になる作品の壁書きをカメラに収めて後でリサーチしています。そして、1回だけではなくて、2、3回は行きたいですね(って、このあたりがオタクなのか?)

アンソロポーシーンの展示、環境問題を真っ向から取り組んでいる(撮り組む、といった方がいいのかな?)心にしみる展示でした。みなさんもお時間があれば家族で是非足を運ばれてみてください。

アンソロポーシーンの展示についての詳細はコチラ ↓

Anthropocene
Explore the impact of human activity on Earth through photography, film installations and interactive technologies.

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